2/23 しゃでオフ 原田雨

ポケモン 技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ニョロトノ なみのり ハイドロポンプ れいとうビーム ほろびのうた こだわりスカーフ あめふらし
キングドラ だくりゅう りゅうせいぐん みがわり まもる いのちのたま すいすい
ライボルト ボルトチェンジ バークアウト オーバーヒート まもる ライボルトナイト ひらいしん
サーナイト サイコキネシス マジカルシャイン ムーンフォース シャドーボール こだわりメガネ トレース
ナットレイ パワーウィップ ジャイロボール やどりぎのタネ まもる ラムのみ てつのトゲ
ギルガルド ラスターカノン シャドーボール みがわり キングシールド たべのこし バトルスイッチ

7勝3敗で直接対決の結果2位で予選抜け、決勝トーナメント一回戦で敗退してベスト16でした。

去年の夏からオフ会に参加しはじめてから、初の予選抜けだったのでとても嬉しかったです。


パーティ使用の経緯

がにゅオフでカエンジシ入りの構築が結果を出していたのを見て、自分でもガルーラと炎ポケモンを軸にしたパーティを回していたのですが、身代わりギルガルドの処理を炎ポケモンに任せなくてはならない場面が非常に多いのが気になっていました。

それならば相手の炎ポケモンを雨で処理してしまえばギルガルドで身代わり仁王立ちゲーができるのではと考え、身代わりギルガルド入りの雨パを考えていた所、たまたま同じコンセプトのパーティを身内であるはらださん(hrddd)が回していたため、ほぼ完コピさせてもらうことにしました。


パーティの概要

メガライボルトボルトチェンジによる天候奪取を軸に、ガルーラ軸のパーティに強くメタを張った雨パーティです。

相手のメガガルーラ+αの初手に対して、受け出しが出来る駒としてナットレイギルガルドの二枚を用意することで容易にビートダウンされる展開を防ぐことが可能です。鋼を二枚採用することによって生まれる炎技の一貫性はニョロトノで天候を取ることである程度ケアできます。

特に雨下のギルガルドの身代わりによる詰ませ性能は非常に高く、ガルーラカエンジシ軸のようなギルガルドの処理を炎ポケモンに依存しているパーティに対しては強力な勝ち筋となります。

相手のギルガルドに対しては、こちらのニョロトノキングドラライボルトが打点を持てるので打点にはあまり困らないです。

一方でパーティ全体で地面、ゴースト、悪技が一貫しており、メジャーポケモンではガブリアスが非常に重くなっています。

特に予選の一試合と決勝トーナメントではスカーフガブリアスライボルトをふっ飛ばされて完全に分からされる形となってしまいました。

もう一つの欠点はパーティが特殊ポケモンで固まっているため光の壁、バークアウト、威張るが非常に刺さっていることです。使い手は真っ先に倒しておきたいです。


個別

ニョロトノ

166-*-95-142-120-134  おくびょう

パーティの軸で、フレデリカさん原案のスカーフ型です。主にライボルトボルトチェンジによる繰り出しから天候を奪取し、雨波乗りで相手を削っていきます。

キングドラを選出しなくても単体でガブリアスを縛れるため、単体でも選出しても活躍できるのが魅力的な型だと思います。

苦手な相手も無理矢理勝ちに持ち込めるのも強みだと思ったので、スカーフとはアンシナジーですが4枠目の技は滅びとなっています。

この枠は雨乞い、寝言なども選択肢です。


キングドラ

151-*-115-161-115-137  ひかえめ

ニョロトノと同時選出することにより、アタッカーとして活躍できるポケモンです。

5世代とは違いマリルリサーナイトなど苦手な相手も増えてきたのでニョログドラ選出をするかは慎重に検討する事が必要です。

3枠目の技は雨乞いと身代わりで非常に悩んでいます。

身代わりはモロバレルの胞子やメガガルーラメガクチートの不意打ちを賺せるのが戦術上大きいです。

一方雨乞いはニャオニクスなどが雨メタで日本晴れを仕込んできた場合や、リザードンバンギラスなどがメガシンカをするターンに隣にライボルトがいなくても天候を強引に取り返すことができます。



ライボルト

175-*-80-128-80-172 
→175-*-100-158-100-205  おくびょう

メガシンカ枠で、bw2時代の柚樹雨におけるライコウにかなり近い役割を持つポケモン

威嚇とバークアウトでパーティ全体的に低めな耐久を補い、味方の特殊アタッカーが動きやすい場を整えるのが仕事です。

特にバークアウトはギルガルドの身代わりを貫通してCを下げることが出来るため、使い手は少ないですがこのルールではとても強い技だと思います。

概要で書いたようにボルトチェンジからニョロトノを交代出しをすることによって、相手のバンギラスリザードンメガシンカをするターンに天候を取り返すことも重要な役割です。

めざ氷も欲しい場面が多いのですが、今回はめざ氷を切ってほぼHS基調の配分になっています。

これはめざ氷で無振りガブリアスを落とすためにはほぼCS振りにしなければならないため、それよりも耐久に努力値を割きたかったからです。


サーナイト

172-*-85-171-135-125  ひかえめ

ライボルトのサポートを受けながら眼鏡シャインの試行回数を稼いでいきます。

また、モロバレルフシギバナなど、パーティ全体で厳しい草・毒ポケモンの処理を一手に担います。

ポケモンの処理という意味ではファイアローがこの枠に採用されることが多いですが、ニョログドラにファイアローまで入れると電気技の一貫が激しくなり、相手のガブリアス、水ロトムが非常に重くなってしまいます。

ガブロトムの前でも動きやすいという意味ではこの枠はサーナイトの方が適していると思います。その分ナットレイが非常に重くなってしまいますが・・・

配分は耐久に若干割いていますが、威嚇がないと陽気ファイアローの球ブレイブバードまでしか耐えないので、もう少し耐久に努力値を振った方が良いかもしれません。


ナットレイ

181-160-151-*-137-22  ゆうかん

九州予選で散々勝てないとボロクソに言われていたポケモンです。

原案から唯一変わった枠で、この枠はもともとゴツゴツメットを持ったモロバレルが入っていました。

役割は非常に似ていますが、相手の水ロトムやガルーラの処理速度の高さや、ドーブル対策にラムの実を持っても腐りにくいことを重視してナットレイに変更しました。

ロトムマリルリ、ガルーラなど、パーティ全体で厳しいポケモンに対して受け出しから対処するのが仕事です。

最近では炎技持ちのメガガルーラメガクチートも増えているため、慎重に扱うことが必要です。


ギルガルド

167-*-170-111-170-82  ひかえめ

雨下で身代わりを残すことで相手を詰ませる性能が高く、強力な勝ち筋を作ることが可能なポケモンです。

トリックルームや追い風によってニョログドラを対策するタイプのパーティに対しては、ナットレイを受け出ししたりギルガルドで身代わりを張ることによってターンを稼いでいく立ち回りを心掛けます。

六世代になって自動天候が5ターンで切れてしまうようになったため、天候のターン管理をする意味でもターン稼ぎができるポケモンの重要性は高いと思います。